技術ガイド
メカナムホイールの荷重計算
ホイール荷重は積載物だけでなく、運転状態のプラットフォーム全体から計算します。総重量、実際の荷重配分、動的影響、適切な設計余裕を確認し、最後にハブ、シャフト、駆動系をまとめて検討します。
1. 静的荷重の基準を求める
車体、バッテリー、モーター、制御機器、治具、最大積載物を合計して運転総重量を求めます。重心が中央にある4輪車体では、総重量を4で割った値が各輪荷重の初期目安です。
実際の機械は完全に均等とは限りません。バッテリーや積載物が偏る場合は、均等な25%ではなく最も重いホイール位置を使います。
- 車体が運ぶすべての部品を含める
- 標準積載量ではなく最大運転積載量を使用
- 最も荷重が大きいホイール位置を特定
2. 動的影響と設計余裕を加える
加速、制動、傾斜、床面継ぎ目、衝撃により一時的に荷重が増えます。連続運転と短時間運転でも必要な耐久性が異なります。
機械と運転リスクに合う設計余裕を設定します。最終的な係数は車体設計者が決定し、別の設備の一般値をそのまま使用しないでください。
- 加速と非常停止を確認
- 傾斜、継ぎ目、異物、床面接触の偏りを考慮
- 実機に合う安全率を記録
3. 駆動部と機械接続を確認する
荷重能力だけでは設計は完了しません。直径、ローラー接触、モータートルク、減速比、シャフト支持、ハブ、ボルトパターンが性能に影響します。
量産前に最大荷重と予定速度で代表機を試験します。実際の床面で発進、停止、横移動、温度、締結、ローラー摩耗、位置決めを確認してください。
- ホイール位置でのモーターと減速機トルクを確認
- シャフト、ハブ、ベアリング、締結部を確認
- 実際の運転条件で組立状態を検証
FAQ
よくある質問
総重量を4で割ればよいですか?
均等荷重の4輪車体では初期目安になります。重心が偏る、または運転中に移動する場合は最も大きい実荷重を使用します。
カタログ荷重に安全率は含まれますか?
含まれると仮定しないでください。車体設計者が用途に合う余裕を設定し、荷重表記の条件を供給者に確認します。
選定時に必要な情報は何ですか?
運転総重量、最大積載量、輪数、荷重配分、速度、床面、使用時間、希望直径、シャフトまたはハブ図面を共有してください。